もやもや病人生 就職・仕事

もやもや病と診断され、右半身が不自由になりましたが、「なすがままに、何とかなる」精神で結構明るく生きています!

学校がいよいよ始まりまりました。初めての登校?の日です。

この時の心境は、学校自体の不安というものは全く無かったのですが、クラスの人たちはどういった人がいるのだろう。
怖そうな人とか、性格の悪い人とか居たらどうしよう。
あまり相手にせえへんかったらええか!いや、ひつこく何か言われたらどうしよう。とか、まるで、高校の初登校と同じ様な感覚で(私の行っていた高校は、そんなに良い高校ではなかったので・・・)学校の心配より、クラスの人の心配をしていました。

学校に着いて、集合場所である教室に向かい扉を開けると、少し違った感じにとらわれました。

違った感じとは、もう数名の人たちがすでに席について座っていたのですが、みんな私服を着ていて、年齢も年上の人たちばかりだったのです。

私は違った感じと言いましたが、これは当たり前のことで、めちゃくちゃ普通の事なのですが、私の中では学校という名称だけで完全に高校等のイメージが無意識のうちに出来上がってしまっていて、スーツを着た同じような年の人たちが集まっていると、勝手にイメージしていたんです。
現に私は初登校の日はスーツで来ていました。

みんなに「こいつスーツで来てるぞ」みたいな感じで見られてるんやろなぁ。と思いつつ、私服に着替えたいと思ってもそんな事がここでできるわけでもないし、だからといって年の若かったウブな私?が堂々とできるわけでもないし、とりあえず席に座ろうと思い、自分の名前が書いてある席に座る事にしました。

後から来る人たちも私服で来られて「あ~っ」と思っていたら、スーツを着てさらに同じ様な年齢をした方が隣りに座ってきました。

「よっしゃー!」と心の中でガッツポーズをして、隣の人にあいさつをしてさっそく自己紹介をしました。その後に「私服の人多いですよね。私服でよかったみたいですね」と私が言ったら、お隣さんは「そうですね。同じスーツの人がいてくれてよかったです!」と笑いながら答えてくれました。
「私も良かったです」と普通に話をしていましたが

なんて良い人だ!
こっちこそ、ありがとう!
あなたが来てくれて本当に良かった!!

私はお隣さんに心の中で深く感謝をして、
「年はいくつですか?」と尋ねたら
「39歳です」
「えっ」
私よりも10歳も年上!めっちゃ若く見えるやん!
ちょっと距離を感じた瞬間でした。

応募を済ませた私は、面接の日を迎え電車を乗り継ぎ訓練校へと出かけました。

面接官は説明会の時に色々と説明をしてくれて、応募するきっかけになった方でした。
その方はのちの担任の先生になる方で、話していると気さくな方でしたが、ちょっと変わった人やなという印象でした。

私は一般にいわれている良い学校を出たわけでもなく、大学も行っていません。
こういった所で教えている人は有名な大学を出ていて、頭の良い人はこんな感じなのかなぁと、その先生の学歴や職歴などは全く知らなかったし、性格や人なりも全然知らないのに、勝手にそんな事を思っていました。

ただ短かったですが面接で話した雰囲気は「優しい学者さん」というイメージで、この先生やったら大丈夫やと思いました。

なぜ大丈夫なのか?

すごい上から目線で言いましたが、私は学生時代から学校というものがあまり好きではなく、あまり良い先生とめぐり逢いませんでした。

中には本当にお世話になった先生もいましたが、印象に残っている先生はあまり良い先生ではない人達ばかりです。先生運というものがあるとすれば、運が悪い方だと思います。

今考えると、当時の私の態度もかなり悪いと思いますが、教科書を読む順番を飛ばしたりとか、学校に来るなとか言われたりなど色々な思い出がありますが、まぁ嫌な思い出です。

話が脱線してしまいましたが、この先生やったら大丈夫と私の中で思った時、「ここで勉強したい!」という願望が自分の中で生まれてきて、説明会で考えてた決意とこの願望が重なって、久しぶりにやる気と、ワクワク感と、期待感が自分の中で湧き上がってきました。

勉強したいと思ったのは、生まれてこの方なかったので、面接が終わり合否通知が郵送されてくるまでかなり不安でした。これまでの受験の合否の時はこんなに不安に思ったことがなく、「落ちたらしゃーない」と考えていたので、「勉強したい!」という気持ちは今考えても相当なものでした。

その不安の中 A4の封筒が家に届き見事に合格の通知を頂いて、6か月間の訓練校生活がはじまるのでした。

以前にもブログで書きましたが、私は転職回数がそこそこ多いです。
自分から会社を辞めた事の方が多いですが、中には会社都合という理由で辞めた事もあります。
会社都合というものはその名の通り、私の意思ではなく会社の都合で辞めなければならないという事です。

まだ病気にはかかっていなかった、20代後半のお話です・・・。

その時に働いていた会社は業務を縮小することになり、私が所属していた部は全員解雇となりました。

そこそこ突然の事だったのですが、当時の社長は色々考えてくれて、出来るだけの配慮をしてくれました。

その時私は結婚もしていて子供も小さく
収入が無くなるには正直きつい事だったのですが、「しかたないな」とだけ思い会社を辞めることになり、その後私は、就活生として出発しました。
(何度目かの就活生出発です)

部全体の解雇だったので、もちろん私一人だけが会社をやめたのではなく
数名の人たちも同じように就活生として就職先を探していました。

その中の一人の人に
職業訓練校の説明会があるので、一緒にいかへんか?」と声をかけてくれました。

私は面白そうだったし、どうせ時間もたくさんあったし、何よりも「ヒマ」でしたので、一緒に行く事にしました。

20~30人ぐらいは入れる部屋で説明会は開かれ、人はそこそこ多かったと思いますが、皆さん真剣にその説明を聞いていました。

訓練校にある様々な学科の説明、就職先のフォローなど、とても興味深い話が色々聞くことができたのですが、そこに入るための手続き日はもちろん、訓練開始日もかなり先の話だったのです。

しかし説明会が終わる直前に一人の男性が前に出てきて
「実は私のクラスで定員割れをおこしていて、1次募集は終わってしまいましたが、今日まで2次募集をやっています。もし興味のある方は、ぜひ応募してください。」
とマイクで話はじめて、細かな説明もみんなにしてくれました。

それは6か月間の訓練コースで
広く浅くですが「物づくり」のイロハを教えてもらえるもので
電気の事から機械を使った製作、機械加工される部品の図面までと多種にわたり学べるコースでした。

私はその男性の話に夢中になり
直ぐにその訓練コースに行く事を決意して、応募する事に決めました。






一般的に学生と言われる人は
学校へ通っているでしょうし、社会人と言われる人は会社に通っていると思います。
別にこれは年齢とは関係なく、学校へ行ってるから学生で、会社へ行ってるから社会人と言った方がいいのかなぁと思います。

中学を卒業して働く人もいれば
定年退職後に勉強をする為に学校へ通う人もいると思います。
では、学校も会社にも行ってない人はなんて言うのでしょうか?

私の若い頃はフリーターとかプータローとか言いましたけど
最近はニートとか言うのですかね?

厳密にはフリーターとニートは違って
どちらかと言えばプータローとニートの方が近い意味で使われているのかなと思います。

では、会社を辞めてしまって就職活動をしている人たちは何と言うのでしょうか?
就活生?
ぐらいしか思いつかないのですが
フリーターの様な横文字のかっこいい名前はないのでしょうか。

もし、会社を辞めてと次の会社へ行くまでの期間を就活生とするならば、実は私は6回程経験しています。

日本人の生涯転職回数というのが平均2~3回ぐらいという事なので
私はその倍くらいの回数となります。

アメリカなどの海外でも平均5~6回というので、それに負けないぐらいの回数です。

もちろん、この回数よりも多いという人もいるとは思いますが
この回数というのは一般的にはあまり褒められたものとは言えません。

履歴書を書いてても、会社に入社しました、同社を辞めましたとズラズラ書く事となり、自分で見ても色んな意味で「すごいなぁ」と思うのと「なんやこれ」との思いが乱れ飛びます。

「これはキャリアの積み重ねです」と言えばかっこいい響きがしますが
「ただの飽き性です」と言っても通用するところが、ものは言いようやなぁと思います。

しかし、私の経験上この生涯転職回数というのは、就職する時にはマイナスイメージで不利になる事が多いですが、会社に入ってしまえば色んな話のネタになったり、経験話ができたりと
結構プラスにはたらく事が多いです。

生涯転職回数は「諸刃の剣」で回数を重ねれば重ねる程、強くなる?  
のでしょうかねぇ~。
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プロフィール
もやもや病
もやもや病
2017
HN:
ぐっさん
性別:
男性
趣味:
海での釣り
自己紹介:
はじめまして、
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
日常の事、病気の事など書いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
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