もやもや病と診断され、右半身が不自由になりましたが、「なすがままに、何とかなる」精神で結構明るく生きています!
私が倒れてしまった時に身体の右半分が動かなくなり、その右足のリハビリをして頂いた先生が理学療法士の先生で、右腕のリハビリをして頂いたのが作業療法士の先生でした。
実はもう一つリハビリをして頂いていた先生がいます。
それは言語聴覚士の先生でした。
私が倒れた時に右半分の身体が動かなくなっていましたが、言葉にも障害が出ていました。
私が考えた言葉がその通りにはしゃべる事ができず、全然違う言葉で喋ってしまうのです。
集中治療室で、のどがめちゃくちゃ渇いたので
「水が飲みたい」と言いたかったのですが、
「ご飯が食べたい」
とか言ってしまうのです。
私は確かに食いしん坊ですが、今ご飯が食べるれる現状かそうでないかぐらいは、わきまえているつもりです。いい歳でしたし。
けど、言ってしまうのです。
なぜ訳の解らん事を言っているのか自分ではわからないのですが、耳から聞こえた言葉は、今までと同じ様に聞こえるし、判断ができるのです。
だから、自分の言った言葉に
「ちゃうちゃう、水がほしいねん」と頭の中でツッコミをいれ、また言い直して看護婦さんに
「ご飯が食べたい」
あー、あかんがな、また同じこと言っとるがな・・・
となってしまい、動く左手を横に振り、自分ののどを指さして伝えるような事をしていました。
看護婦さんも慣れたもので、言葉がうまくしゃべれないのを解っていたのでしょう、水を持ってきてくれて飲ましてくれました。
しかし、倒れてから日数が進んでくると、自然と訳わからん言葉病は無くなってきました。
先生いわく、頭の中で出血するとその出血したものが、周りの脳を圧迫してそういった現象になると言ってました。
ただ、段々と出血したものが脳内で吸収されて元に戻ったりするらしいです。もちろん元に戻れば良いですが、そうでない事もあるようです。
私の場合は本当に戻ったのか?
昔から、しゃべり好きで笑い好きの私にとっては、
「あかん!元にもどってない!」と思って先生に相談しました。
すると先生は言葉の方もリハビリをしてもらいましょうと言ってくれました。
そこで来てくれた先生が言語聴覚士の先生でした。
若い男の先生で、とても優しい先生でした。白衣を着ているので先生と見分けがつきますが、多分普段着だと、優しそうな学生さんと間違えてしまう様な方でした。
いつも身体のリハビリを終えると、その先生と部屋の中でのリハビリを始めました。
本の朗読をしたり、絵の描いたカードを何枚も出して「これは何ですか?」と絵に描いてあるものを言ったりと、まるで小学生の授業の様な時間でしたが、その時の私の状況ではかなりの刺激になりました。
先生のおかげで、段々と自分でも思った事をしゃべれるようになってきました。すると先生は
「もう大丈夫でしょう。これでリハビリを終わりましょう」
と言ってくれましたが、しゃべり好きで笑い好きの私には、まだ不安で
「まだです、先生。もう少しリハビリをお願いします。」
「わかりました。じゃぁもう少し続けましょう。」
かなり、粘りました。先生もかなりリハビリに付き合ってくれました。
最後にはベラベラしゃべる私を見て妻に
「本当にこれ以上に、しゃべっていたんですか?漫才師なみですけど。」
と先生は言っていました。
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プロフィール
ぐっさん
もやもや病
HN:
ぐっさん
性別:
男性
趣味:
海での釣り
自己紹介:
はじめまして、
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
日常の事、病気の事など書いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
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