もやもや病と診断され、右半身が不自由になりましたが、「なすがままに、何とかなる」精神で結構明るく生きています!
そしてその診察から数日が経過して、次に内科の先生の診察を受ける事になりました。
「なんて、言おうかな」
手術を辞めた事を内科の先生にどう伝えようか、色々と悩んでいました。
内科の先生は、手術の事はリハビリが終わってからでも良いよ。とは言ってくれましたが、多分私が手術を受けるだろうと思っていたと思います。
「もやもや病」は難病と言われていて、完治という事はないのですが、今現在の治療方法として最適とされているのは外科手術なのです。
その一番最適とされている外科手術を断るとは思っていなかっただろうし、実はこの病院を退院する時(この後、リハビリ専用の病院へ転院して入院してました。)内科の先生は、手術の為の色々な検査をしてくれました。
CTで頭の中を調べてくれたり、エコーを使っては何度も何度も血管を確認してくれました。
私はリハビリ病院の転院がかなり早く決まりましたので、先生は忙しい中、付っきりで私の検査をしてくれて、しかも退院する時間ぎりぎりまでエコー検査をしてくれていました。
退院する最後には、生活において気をつけないといけない事を丁寧に説明してくれて、私をリハビリ病院へ送り出してくれました。
そんな先生に
「なんて言えばいいんだ!」
手術がイヤで人のせいにまでにして、さらに忙しい中で色々検査をしてくれた先生に、どう説明したらええねん。
「手術が怖いから、辞めます。」とも情けなくて言われへんし・・・。
そんな事を考えていると診察室から名前を呼ばれて、診察室に入っていきました。
先生は椅子に座りながら私の顔を見て、ニコッとしながら
「手術はどうする事にしましたか?」と聞かれて、
私は「いきなりその話題から入るとは!」と思い焦ってしまい、
とっさに出た言葉が、
「様子見でお願いします」
「えっ」
先生がちょっとビックリしたような口調で聞き直しましたが、私は今現在で使える頭の中をフル回転させながら「続き続き・・・」と考えて出た次の言葉が、
「あー、仕事が忙しくて・・。早く仕事に復帰したいなと思ってまして・・・」
その後も、なんやかんや言ったとは思いますが覚えていません。
けど先生はまた、ニコッとしながら
「じゃぁ様子を見ましょう。」と言ってくれました。
私はなんとか先生に伝えられた。と思い、先生に頭を下げ診察室から出てきました。
診察室から出てきた時、なんとか先生に言えた達成感と、手術を受けないで良い安心感が、なんか一つの大きな仕事をやり遂げた感じでホッとしました。
「手術はなしや!」
頭の中はもうその事で一杯になり、その日はニコニコしながら病院をあとにしました。
けど先生は知っていたんですね。たぶん。
私の本当の気持ちを。
「ありがとうございますっ!」
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プロフィール
ぐっさん
もやもや病
HN:
ぐっさん
性別:
男性
趣味:
海での釣り
自己紹介:
はじめまして、
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
日常の事、病気の事など書いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
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