もやもや病人生 もやもや病が原因でした1(倒れてしまいました編)

もやもや病と診断され、右半身が不自由になりましたが、「なすがままに、何とかなる」精神で結構明るく生きています!

私が倒れたのは38歳の時、急に寒くなりかけた秋の中頃でした。
朝いつものように起きてご飯を食べてトイレに行き、トイレから出る時ドアを持った右腕が、ストンと下がってしまいました。
体から力が抜ける感じがして「あれ?」と思いつつも再度右腕を上げてみます。
一旦はあがるのですがまた、ストンと下がってしまいます。
おかしいと思いながら左手でドアを開け、廊下を歩いていると右足からも力が抜けていき、体が斜めになっているのを感じました。

私はとっさに「あたま、やられた」と思い
すぐに会社に「今日病院へ行きたいので、休ましてほしい」と電話で連絡
(サラリーマンの性やなぁ)
妻には思うように体が動かないと告げました。

まだその時は少し力が入ったので
なんとか妻の手を借りながら服を着替えていましたが、着替え終わった時にはほとんど右半分は動かなくなり、妻はすぐに救急車を呼んでくれました。

しゃべる事もだんだんと出来なくなってきて
「これは死ぬのかなぁ」と思い
ろれつが回らない言葉で
「子供たちを頼むな」とだけ言いましたが
後で妻に聞いたらそんな言葉
「全然覚えてないわぁ」と笑って言ってくれました。

救急車が到着して結構ガタイの良い私を(太っているだけ)
救急隊の方(男性と女性の方)が一生懸命運んでくれたのですが
「重くてすいません」
本当に申し訳なく思った事を今でも忘れられません。
(その節はありがとうございました。)

救急隊の方から名前は?とか、生年月日は?
とか聞かれて一応答えてはいましたが
「今答えた名前も生年月日も合ってたっけ?」と頭の中がよくわからず
自分と自分じゃない自分と2人の人間が
一つの体を共有しているような感覚になっていました。

ガンダム世代の私にとっては今の自分はガンダムで
頭の中にアムロが乗っているといった感じでしょうか。
(かなり分かりにくい表現だと思いますが)

救急車の中で私は病院に着いたらすぐに手術をして、一か月ぐらいで体も動き退院が出来るものだと意外と安易に思っていました。
いざ病院に着くとかなりの方が私に付いてくれて
色々な処置や検査等をしてくれたのですが
手術らしき事はせず集中治療室に入りました。

さっきまでバタバタとしていたのですが
私の周りが急に静かになり、ベッドに横になったまま時間がどんどんたっていき
「手術とかせえへんのかなぁ」
「明日手術すんのかなぁ」
「このまま体が動かへんのかなぁ」
とだんだんと不安になっていき、無理やりその日は寝たのを覚えています。
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プロフィール
もやもや病
もやもや病
2017
HN:
ぐっさん
性別:
男性
趣味:
海での釣り
自己紹介:
はじめまして、
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
日常の事、病気の事など書いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
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