もやもや病人生 外科手術が一番良いらしいけど2(手術を受けない!編)

もやもや病と診断され、右半身が不自由になりましたが、「なすがままに、何とかなる」精神で結構明るく生きています!

外科手術をしようと決めたのは良いのですがやっぱり不安で、わからない事や聞きたい事なんかが一杯でてきました。

この頃は、リハビリのお蔭で立つこともできて、握力も小学校低学年ぐらいの力が出るようになっていました。

いつまでも入院もしていられず、早く働かないと我が家の財政は破綻してしまう、等の経済的不安もあり、外科手術を受けるとなるとまた入院等で働く時期がずれてしまう、
「いったいどのくらいの日数で退院できるのだろう?」という不安もありました。

入院費用については「もやもや病」が特定疾患に認定されていましたので、特定疾患医療費助成制度という制度から助成金を出して頂いていたので心配はあまりなかったのですが、それでも入院となると多少の金額は必要です。

特定疾患の事や特定疾患医療費助成制度の事は、また後にブログに書こうと思います。

色々な不安もありながら、リハビリ期間もそろそろ終わる目途が立ったので、最初に搬送された病院へ診察に行く事になりました。

今回診察を受けるのは、倒れた時からお世話になった脳内科の先生ではなく、脳外科の先生の診察でした。
初めての先生でしたが、今考えてる事や不安に思っている事などを、自分中で納得するまで全て聞いてみようと考えていました。

いざ、診察です。診察室に入ると先生が椅子に座っていて、忙しそうに目の前のパソコンを見ながらデータでしょうかカタカタ何やらをキーボードで叩いています。私が椅子に座るとパソコンを叩きながら、「いつ、入院できますか?」
と一言いわれました。

「えっ、」

色々と先生に聞きたい事等を考えていたのですが、その一言で私は骨を折られた様になってしまいました。
少しあっけにとらわれていた私に
「この日からこの日までは忙しいので、この日以降が私は良いのですが。」
と続け様に言われました。

また私は「えっ、」となってしまいました。

完全に向こうは私が外科手術を受けると思っていて、ただ、日にちを決めるだけの診察だった様なのです。
自分の中では手術をする事を決めたのは決めましたが、色々聞きたい事等もあって質問やらなんやら考えていたのに・・。
段々と頭に血が登りだしましたが、「言いたい事、言わな」と思い、

「手術してから退院までどのくらいかかるんですか?」
「2週間から3週間ぐらい」
「それで両側の頭の手術が終わるんですか?」
「片方づつです」
カタカタ・・カタカタ・・
「じゃあ、また片方の手術するとしたら、一か月以上は退院できないんですか?」
「すぐには出来ません」

「それじゃあ・・」
先生は私の顔を一度も見る事はなく、
「入院の資料渡してあげてー」と傍にいた看護婦さんに言って、看護婦さんから入院資料を手渡してもらいました。

「入院の日はこの日にしときます。入院の説明は受付で聞いてください」
この日の診察はこれにて終了でした。

「やめや!やめや!」
診察室から出てきて直ぐに考えが変わりました。

確かに不安等がかなりあったので、今思えば気持ちも冷静になっていなかったとも思えますし、先生も日にち決めるだけで、何を今さら聞いているんだ?と思っていたでしょう。
しかし、その時に思ったのは
「手術なんて、やんぺや!」でした。

しかし、本当は心のどこかで安心していました。本当は手術を受けたくなかったし、怖かったのです。何か理由を付けて手術を回避できたら、と思っていました。
色々と理由をつけて、挙句の果てには先生を理由にしたりと今では申し訳ないです。

先生ごめんなさい! m(_ _)m
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プロフィール
もやもや病
もやもや病
2017
HN:
ぐっさん
性別:
男性
趣味:
海での釣り
自己紹介:
はじめまして、
ぐっさんと言います。
もやもや病という得体の知れない病気にかかり、右半身が不自由になりました。
なんとかリハビリのお蔭でかなり回復し、大好きな釣りがやっとできる様にまでなりました。
日常の事、病気の事など書いていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
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